「まず1つ聞きたいことがある」

最初に口を開いたのは玲哉だった

「なぜ人間の俺たちを選んだ?
バリスの能力者に比べたら実力は未知数。ある意味ギャンブルだ」


その言葉に動揺することなく玲哉を見る南次郎



「まぁ、そうだな……
陰陽師は昔からの縁もあったから信用していたよ

藤丸に協力してくれる陰陽師が現れたと聞いて驚いたが、まさか光之助の子孫とは。
能力にも問題ないし心配はしてなかった」

「翔は?確かに兄貴が悪魔王に体を乗っ取られていたが、翔にする理由はあったのか?」




なぜ玲哉がそこまで食いつくかがその時の俺にはわからなかった