「よく来たな」 そう言って正面に置かれた大きな机に肘を乗せていた人物は微笑んだ 「平太、蒼、イルもよくやった」 その言葉に平太たちは頭をさげた 「キルア……いや翔と呼ぶべきか。そして陰陽師の少年、玲哉 君たちの協力がなければダクターを倒すことは出来なかった。礼を言う」 柔らかい物腰だけど、肌に伝わってくる気は藤丸にも劣らない強いものだった 「しばらく、人間界の者たちと話したい」 「わかった」 平太たちはあっさりと返事すると部屋を出ていった 「さて、何から話そうか」