何事もなかったかのように立っている空に俺は手を伸ばした 「生き返ったのか……?」 「バーカ。俺の体は今ごろ火葬されて骨壺ん中だろ?」 そう無邪気に笑う空 伸ばした手の先は何の感触もなかった 「まずはお前にあやまんねーとな 悪魔王を生き返らせてごめん」 「んなの……空が謝ることねーじゃん」 空はいや、と首を横に振った 「確かに悪魔王と相性が合っちまったのは偶然だ だけどそれ以前に俺自身が生き返ることを望んだ。悪魔と契約しちまったんだ」 そうだったのか……