そこから俺たちは簡単にイルから説明をうけた 『いい?チャンスは1回きり その1回に全部をかけるからね』 「わかった」 頷いた俺はイルの背中から下りた 『じゃ、作戦開始っ。藤丸っ』 イルの言葉に反応してか、藤丸の攻撃が止まった 『玲哉』 「あぁ。」 イルの背中に乗った玲哉は悪魔王のところへ向かう そして入れ替わるように藤丸が一瞬で俺の隣に立った 「藤丸……っ」 「翔、これが最後だ」 本来の姿の藤丸は優しく微笑む 「俺たちに力を貸してくれ」 「当たり前だ!!俺はバリスの一員だからな!!」