「うわっ!!」 リエルの力によって弾かれた俺 その瞬間を待っていたかのようにリエルは細い剣先を俺に向ける 「っつ……!!」 自分の右腕から赤い血が見えた 「逃がしませんわ」 血をみたリエルはゾクッとするような妖しい目を向けた ドクン――――っ まずい……っ この動悸は―――……っ