「恐らく悪魔がくるのは明日だ

今日は一旦家に帰って準備しよう。
今のうちに体を休めておく」


俺の言葉に頷いた藤丸は指示をした



「待てよ!!
ここにいるみんなはどうなるんだ?」

『今この世界の時間は止まってるんだ
動けるのは僕たちのような能力者だけだよ』


いつのまにか妖怪の姿に戻っていたイルは長い尾を左右にふった



「そう言うことだったら、俺は一旦家に帰るわ

恐らくじじいが陰陽師の連中引き連れて、結界を張る準備でもしてる頃だからな」

「そうだな。時がきたらまた迎えにいく」