「姫華様、また未来が?」
しばらくしてあたしの目の前に現れた老人
小さな頃からあたしを見守ってくれたじいや
城での限られた暮らしの中での大切な相談相手だった
「藤丸たちの身に何か黒い影が忍び寄っているの」
「そうでございますか……
藤丸殿と言えば確か今人間界にいっていらっしゃるとか」
そうだ。藤丸たちは今人間界にいって悪魔を倒している。
会いたいよ……藤丸
「藤丸はどうして自分の命を削るような行為をするのかしら」
「彼はそういうお方です
呪いをかけられる前も、藤丸殿はそうでした
きっと、呪いを理由にしたくないのでしょう
彼が開眼をしたとき、あなたはその痛みも悲しみもうけとめる覚悟をいたしました
姫華様は藤丸殿の味方でいることが、藤丸殿にとって一番の支えになります
今は見守っていましょう
彼らなら大丈夫です」
あたしの不安を拭うように、じいやは優しく語りかけた


