「キルアの剣は1つしかないはず……
すでにバリスにあるはずの剣がなぜこんなところに……」
『わからない……でもあの光は確かに……』
戸惑う2人をよそに、普段の冷静な表情に戻った玲哉はジッと剣を見つめた
「これはもしかしたらキルアの剣の分身って言うのは考えられないか?」
『「「分身?」」』
俺から剣を奪った玲哉はジッと宝玉を見つめた
「ほら。実際に光っているのは3つならんだうちの1つだけだ」
そこには鞘にはめ込まれた3つの宝玉
確かに玲哉のいう通り、宝玉は1つしか光を放っていなかった
「ということはバリスに1つ、この場に1つ……つまりあと1つ剣があると言うことか?」
藤丸の言葉に黙って首を縦にふった玲哉
『でも今までそんな話聞いたことないよ
キルアは1人しかいなかったもの
同じ剣が3つも存在するなんて「いや、可能性はある」
イルの言葉を制したのは藤丸だった


