怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$


  
ギイ……    


教会の中にいたあたしは門が開く音がして顔を上げた



大きな門がゆっくりと開く


黒い影が教会の中にうつる


まさか……このシルエットは……っ



「キルア!!」


叫んだのはお父さんだった

驚くのも無理は無い


追われている身でありながら正面から入ってくるなんて!!

しかも普段盗まれる場所と違って、教会に入る入り口のは限りがある


その分警備も厳重にしたのに……



「キルア!!正面から入ってくるなんて場かなことをっ」


「こんばんは警部。だってここ教会じゃん。

窓を蹴破って教会の宝石を狙うほど俺は礼儀知らずじゃないね。」



にこにことしながらゆっくりとキルアはこっちに向かってくる



何よ……あの余裕の笑みは!!



「外にやつらはどうしたっ」


「襲われそうになったから、ちょっと眠ってもらったよーん。正当防衛☆」



むちゃくちゃな理由をつけながら、キルアは辺りを見回す





「へぇ、なかなかきれいなとこだね
結婚式挙げるときはここでしよっかな」



冗談なのか本気なのかわからないことを言ったキルアはお父さんのほうを見た









「聖母マリアの涙、この俺様が頂こうか。」





その微笑みは美しくも妖しく見えた