「警部。原稿が……っ。
追いかけなくていいんですか?」
状況が理解しきれていない制服警官は慌てたように佐原警部に訴える
だが、警部はその場を動くことなく、その場に立ち尽くしていた
「……ふふ。」
「け、警部……?どうかしましたか?」
おどおどとする警官をぎろりとにらんだ警部は、部屋の隅に置かれた箱に向かって歩き出した
「俺が黙ってあいつに盗ませるわけないだろ!!
これが何よりの証拠だ!!」
そう言って得意げに箱の中から取り出したのは原稿用紙の束だった
「け、警部……ソレってまさか……」
「そうだ!!これが本物の原稿だ!!
キルアのやつめ……いつまでも警察がターゲットを厳重に警備しているなんて思ったのが運の尽きだったな!!」
「いや……その……」
「しかもだ!!偽物の原稿には発信機もつけたっ
これであいつを捕まえることができ「警部っ、ソレ違います!!」
私服警官は声を荒げて警部の言葉を制した
「なにが違うんだ?……ん?」
その原稿用紙には本物とは明らかに違うものが書かれていた
【怪盗キルア参上!未発表に原稿頂戴した☆】
「な……な、なんだとーーーーーーーーー!!!!!!!」


