怪盗キルア!俺が宝を盗むワケ$



「ってなわけで、俺の扱いがひどいひどい。
ちょっと何とかいってよ。」

「やだ。」


「なんで!?なんでそこ即答なの!?
俺達の間の友情ってそんなに薄いのかよっ」


「かもね」



さっきから一度も顔を上げない相手はいうまでも無く玲哉

ホントにこの能面男何とかしてよ……



「てゆーかお前行かなくていいの?
もうそろそろ時間だけど」



そう言って街の大きな時計台を指差す玲哉

時間はまもなく午後11時30分。



はい、ただいまキルアです。

玲哉の視線の先には今回のターゲットである小説家の家

この間なくなったらしく、生前に書いていた小説の原稿がそこにあるって話


「いまの時代にパソコンを使わない小説家がいるなんてな」


感情のこもることの無い玲哉の声がした


「じゃ、いってくるわ」



俺は質問に答えることなくマントをひるがえした