「まあ、そうだけど……それがどうかしたの?」
まずい……っ!!もっと早く気づくべきだった!!
「俺があいつの力で能力が引き出されるように、あいつも俺の力で能力を引き出すことになる!!」
「だからなんなの?」
いらいらとし始める姫華
俺はそれにかまうことなく早口になる
「あいつはまだ自分で力をコントロールできないんだ!!
もしなんかの拍子に力が引き出されてみろ!!
暴走するぞ!!
あいつが力を最大限にまで出し切ったら誰にも止められない!!自滅だ!!」
「!!」
ようやく状況を理解したのか、一気にイルの表情はこわばった
「で、でも人間界なら、まだその可能性は低いんじゃ……」
「アホ!!あいつはこの世界の人間じゃない!!
人間界でも十分力は出せる!!」
頼む……っ!!どうかあいつの力をとどめておいてくれ……っ
玲哉……!!


