背中に流れる髪
早送りで成長するかのように大きくなる体
心臓が早く鼓動しているのがわかった
「これは……」
自分の手を見つめ、俺は目を見開いた
「元の姿……」
俺の、本当の姿……なぜ?
『藤丸!!元の姿に戻ってるよ!!』
「一体何が起こっているんだ……?」
平太も状況が飲み込めず、ただただ俺の姿を見回した
ドクン
「……っく!!」
『藤丸!?』
……そういうことか。
「この姿に戻るには、どうやらタイムリミットがあるようだな……」
胸を押さえながら立ち上がった俺は、その痛みを断ち切るように、刀を振った
炎が息を吹き返すように再び燃え上がる
「平太。」
「あ?」
「俺は、弱い人間か?」
その質問に平太はフッと笑った
「まさか。」


