『そろそろ時間だ。準備は整ってるか?』
声は俺の胸についたトランシーバーからだった
そしてその声の主は玲哉。
た、助かったあああああ!!
「じゃ、じゃあ行かなきゃ行けないんでっ」
早口で言った俺は、そのままネックレスの置かれている階へ繋がる階段を駆け上がった
「助かったぜ、玲哉っ」
『ったく、いちゃちゃすんのは学校だけにしろよ』
恐らくトランシーバーから会話を聞いていたんだろう
嫌味なのは癪にさわるけど。
俺は足音を立てないように物陰から様子を確認した
ん……?
なんんか今日は妙にみはりの数が少ないな……
何をたくらんでるのやら。
予告時刻まであと10秒
照明が消えたら勝負だ。


