「はい、どーぞっ。」
無事俺の手当ても終わり、見事に俺たちはケンカした後のような状態だった
「翔、玲哉、イル。」
「藤丸」
保健室に入ってきた藤丸は突然俺の腕をグッと掴んだ
「ケガの手当てありがとう
ちょっとこいつら借りるから」
「えっ?」
戸惑う葉月をよそに、藤丸は俺たちを多目的室に連れていった
「どうしたんだよ、藤丸」
「どうもこうもないっ
悪魔が昼間に活動するなんてあり得ない!!
確実に奴らの能力が上がっているということだ!!」
「そりゃ、ちょっと油断したけど……っ」
イルは口を尖らせながら藤丸に噛みつく
「とにかく、今は1分1秒を争う状況だ
妖界に行っている間に悪魔に人間界を侵略させる可能性だってあるんだ」
そんな…――――人間界が悪魔に……?


