「っ!」
顔をしかめる玲哉。
腕の傷は深くはないものの、普段の生活じゃ考えられないケガだった
「とりあえず応急措置はしといたけど、病院でみてもらったほうがいいよ」
「ども」
丁寧に巻かれた包帯をまじまじとみる玲哉
確かにケガの処置うまいよなー
「葉月ウマイね」
「え?あぁ。
お父さんがよく傷だらけで帰ってくるから慣れてるだけ
じゃあ次はイルくん」
腕や足に擦り傷をつくったイルは消毒液をつけられると体をピクッと動かした
「しみる?」
「しみる……けど我慢する」
そうとう染みるのかイルは軽く目に涙を浮かべていた
「イル泣いてんじゃんっ」
「だって……はにゃ…はにゃが……」
あ。こいつ嗅覚がいいから消毒液の匂いがキツいのか
デリケートだなー


