「つ、るぎ?」
家に帰った俺と藤丸、そして玲哉は藤丸からまずその言葉を聞いた
「剣を盗むってことか?」
「あぁ。」
どーやら剣は決定らしいな
「でも、こんなご時勢に剣なんか、もってて大丈夫なのかよ。
警察につかまんじゃねーの?」
「それいっちゃったらここにぶんぶん振り回してるヤツいるけど?」
「……お前ら、真面目に話きけ。」
怒りのオーラをだす藤丸に、俺と玲哉は黙ってアイコンタクト
いつの間にか妖怪の姿になってるし……
「で、どこにあるの?」
俺は逃げるように話の先を促した
「剣っていっても、剣自体はさび付いて抜けない
なんせ、100年以上前のものだからな。
ただの美術品みたいなものだ。」
「物好きだねえ。」
玲哉がごもっともなコトを言うのに、俺は黙って頷く
「だが、今回は鑑賞するものではなくて、寺に保管されているものだ。」
「寺って仙草寺(せんそうじ)のことか?」
「玲哉、よく知っていたな。」
「せんそうじ?」
どうやら知らないのは俺だけのようだ


