「なんで、お前が怒る。」
「キレるに決まってんだろ!!
俺はお前に死なれたくねーんだよ!!イルも!!玲哉も!!
だから崖っぷちのお前力を使って欲しくない!!」
短い期間だけど、この役割がどれだけ危険なものか、理解してるからこその言葉だった
常に生きるか死ぬかの瀬戸際にいなくちゃいけない
いつ、誰が死んでもおかしくない
「俺がバリスに入った以上、死を覚悟するのは当たり前のことだ
それは、隊員になったお前も同じことだ。
お前も分かってるだろ」
「俺はみんなが死ななければそれでいい!!
俺がしんでみんなが死なずに済むなら俺は迷わずそれを選ぶ!!」
自分がどれだけ矛盾していることを言っているかなんてとっくに分かってる
だけどこれが俺の……バカな俺なりの答えだ!!
カチャ……
鼻先につけられた刀
座ったままの藤丸は鞘のついた炎竜丸を俺に突きつけた
そして、さらに俺を驚かせたのは藤丸の顔だった
楽しそうに笑う藤丸の顔
初めて見る笑顔だった
「それがお前の本当の気持ちか?」
「あ、当たり前だ!!」
「そうか……」
俺は1人じゃなかったんだな……
その言葉は俺に届くことは無かった


