「おい、じじぃ!! じじぃ、どこにいるんだ!!」 家に駆け込んだ俺は、ある人を探すため、家中を探し回った 「騒ぐな、うるさい。わしはここにいる」 後ろを振り返ると、あご髭を蓄えたじいさんがいた この人は俺の祖父にあたる人物 坂上龍之介(さかがみりゅうのすけ) 「じじぃ、赤い月だ。」 「わかっておる。 赤い月は災いの予兆。しかも今夜は満月だ。やれるか?」 んなの最初から知ってる。 今日の日をずっと待ち望んできた。 「あぁ、上等だ。」