「そりゃあ楽しみだ。」
「「「!!」」」
背後から声がした
低い声は地の底から這い出るような冷たい声
「貴様……っ、レクシアか!!イルはどうした!!」
みたことのないくらいの怖い表情をする藤丸
みると骨と皮しかないようなくらい細い男だった
くぼんだ目元は暗く、まるで穴がポッカリ空いてるみてえだ。
「ご名答。あの狐ならここにいるよ」
冷ややかに笑ったレクシアは、腕を空に伸ばす
「……なんだあれ」
空を掴んだはずのレクシアの手には、ぼろぼろになったイルを雑に持っていた
ブラックホールみたいな空間からでてきたイルは意識がないようだ
「イル!!」
目の前に落ちていくイル
その瞬間、俺は駆け出していた
間に合え……っ!!


