「つーか、学校遅刻しちゃうんだけど。
いい加減にしてくんない?」


「うっせーなぁ!!やんのかこらぁ!!」





その瞬間だった


「ひぃっ!!」




情けない声を出した不良。
慌てて走り去ったとき、俺たちは確かに見た




玲哉の凍った目……





「あ……ぁ」


「会ったときから思ってたんだけど、ホントに目つき悪いんだな……」


「玲哉…怖い」



俺は何も言えず、藤丸は冷静に、イルに関しては半泣き

絶対に敵に回しちゃいけねー……



「何やってんだ、お前ら」


「れっ、玲哉……」


「学校遅刻すんぞ」





そう言って何も無かったかのように歩き出す玲哉


なんか、もう……ある意味最強だよな