「なぁなぁ、なんでそんなに機嫌わるいんだよ~」


「おめーの心に問いかけな。」


「藤丸眉間にしわよってるよ。」




朝、一緒に学校に通学路を歩いていく俺達


いつもは1人だし、しかも屋根の上駆け回ってるからこんな風にゆっくり歩くのも久しぶりだなぁ……






「平和だな~♪」


「なんかいったか?」


「ううん、別になにも「あ゛ぁ?てめぇもう一度いってみろ!!」







へ……?



道の角から明らかにケンカモードの声が聞こえた

な、何事……?こんな朝っぱらから……




恐る恐る覗き込む俺、と残り2人




「げっ!!」「あーあ……」「あらま」



同じような反応を見せた俺達の目線の先には、他校の不良高校生と……









「玲哉……」




なんであいつ朝から絡まれてんの!?
確かに見た目悪いけど!!目つき悪いけど!!



「だから、邪魔。」


「はぁっ!?てめぇ何様だ!!」


「おまけにうっさい。ったく、近所迷惑なんだけど」



明らかに不機嫌な玲哉

なんか真っ黒いオーラみえてんの俺だけ?




「おい、もっかい言ってみろ」


「1回で聞き取れないって、相当バカ」




あ~あ~あ~……何もあんな言い返すこと無いのに……