智が幸せになれば良いと思ってたのに、まさかそんな事を。

悠に鋭い目で見られ、私は後退り。



「お?海か?(笑)」



すると、誰かが私を呼ぶ低い声。

私は声がした方へ向く。



「ゆっちん!!」



反射的に“ゆっちん”に飛び付いた。



「海は相変わらず可愛いな!」



「ゆっちんはカッコいいー」



後ろでヤキモチ妬いてる悠が居るとも気付かずに、私はゆっちんこと、本宮結穂ーモトミヤユイホーと再会を楽しみ。

抱き合いながら、グルグルと回った。



「ゆっちん、何してんの?」



「海を追っ掛けて来た(笑)」



「ゆっちんも相変わらずだなー」



2年ぶりに会ったよね。