彼女が広瀬をみたときの顔を きっと忘れることはないと思った あれは、 ただの担任という存在にする 表情でも、目でもない。 そんなことで、 すぐに彼女の気持ちがわかってしまう自分が嫌になった 自分が鈍感だったらよかったのに、 と思うなんて バカげてるかもしれない それでも、知りたくはなかった こんなにもあっけなく 失恋というものが 訪れるなんて、 思ってもみなかったんだ。