蜘蛛の糸を幾度となく顔で回収する中でふと思い出していた。 今はこんな状態だが、小さい頃は仲の良い2人の友達と山や川で全身が崩れてしまいそうになるくらいまでよく遊んだものだ。 近所で行かなかった場所などないくらいだった。 しかし、思い出に浸りながら歩いていると、見慣れすぎたが故に一度も通ったことのない道が目の前に飛び込んできた。