まったりとした午後、昼休み。



どこの学校にでもあるような食堂にて


飼育員こと港雄介は昼食をとっていた。




正確に言うと昼食をとろうと


おばちゃんから受け取ったラーメンを席まで運んでいた。




(あぁぁ!!ラーメンだっ!


今日はずっと朝からしょうゆラーメンの気分だったんだよー!


ビバ★しょうゆラーメン!


しょうゆラーメンこそ俺のジャスティス!!)




ドンッ!!






「え。」





意気揚々と歩いていたら突然後ろからタックルをかまされた。



その衝撃によってお盆から手を離してしまい、


綺麗に放物線を描きとんでいくラーメン。




ガシャァァアン!!


「俺のジャスティスーーー!!!!」


「ゆーせんぱぁぁああ!!うぇぇええっ!!!」



悲痛な咆哮と同時に後ろから聞こえてきたのはよく知った小動物の泣き声であった。



どうやらタックルをかましてきたのはこの小動物らしい。