家に入ると、お母さんもお父さんも寝ないで待っていてくれた。 何があったかは、何も聞いてこなかった。 ただただ、‘無事で良かった’と言って、抱きしめてくれた。 嬉しかった……。 こんな風に思えたのは、きっと海波君のおかげ。