「そう、そういう事だったのね」 俺の説明により、なんとかおっさんの変態疑惑は解けた。 「イアンが殴っていなかったら、私おじさんを切り裂くところだったわ」 言い忘れていたが、こいつは事あるごとに人に暴力を振るうような奴だった。 最近はあまり無いが、幼い頃は主に俺が犠牲となっていた気がする。 俺が助けなかったら今頃おっさんは八つ裂きになっていただろう。 流石武器屋の娘と言ったところか。