まだ中学生の時


ある映画を見てさなが聞いたこと


君は今も覚えてるかな?


もし大好きな人が自分より先に死んだらどうする?って


その時俺はこう答えたね


“たしかに最初は悲しいし、自分を責めると思う。


でもそんなことやったって相手は帰ってくるわけないんだし…

前に進む努力はするかな?

でも絶対にその人のことは忘れない。

人が本当に死ぬ時って大好きな人に忘れられた時っていうし。”




この言葉


本当は漫画の受け売りなんだ


でもさ


今は本当に心の底から思うよ


俺のことをさなが忘れさえしなければ


俺は君の中で生き続けるんだ


君はきっと“そんなの絶対有り得ないないよ”なんて笑うかもしれないけど


でもこの世に“絶対”はないんだから


未来は誰にも分からない


そうだろ?


さな