そして現実を受け入れられないまま成人式を迎えた。
本当は明るくめでたい日なのに、みんなどこか上の空で、
居るはずのない人を探してるように見えた。
でも君は約束通り、成人式に来た。
悪そうな袴姿の友達が君の遺影を持って現れた。
その瞬間、私は声を出して泣いた。
君は今も沢山の友達に囲まれて、沢山の人に好かれてる。
その証拠に君の遺影を持って写真を撮りたいって、長蛇の列が出来たんだよ。
君は誰よりも寂しがり屋で、誰よりも人が集まる場所が好きだもんね。
君と撮った写真は今私の部屋に飾ってあります。
その着物似合うじゃんって言ってるかのように、
君の遺影は満面の笑顔だった。



