15歳の君へ




君の言った通り、中学の同窓会は毎年行われて

その度君は率先して幹事をしてた。


俺暇人だから、なんて笑ってたけど

君が毎日土木の仕事を休まずしてる事をみんな知ってます。

それで、君が誰よりもがんばり屋の事も知ってます。

せっかくだから私の後悔してる事を一つ言ってもいいかな?


それは19歳の時、

高校を卒業した夏にまたみんなで集まり、ご飯を食べていた時の事

君は東京に行くと言った


みんな、え…って固まって一瞬聞き間違いだと思ったよ。

君は俺ビックになるから、なんて笑ったけど

私には何かを隠してるように見えたよ。


案の定君は母子家庭で、6つ離れた妹が居て、お金を稼ぐ為に東京に行ったんだよね。


そんな話し全然言わないから、今だって知らない人いっぱい居るよ。


人一倍寂しがり屋のくせに、一人で遠くに行く道を君は選んだ。


年に一度は同窓会の為に戻ってくるなんて言ってたけど、


なんで私はその時言わなかったんだろ?


行かないでって、なんで言わなかったんだろう?って今でも後悔してる。


同窓会が終わり、別れが近付いた時君は私に言ったね。


メールしてねって。


その時の君の横顔が今も頭から離れないよ。