そんな心地よさを味わっていると...
ぽんっと肩を叩かれる。
振り向いた先には一人の男子。
見慣れない顔で、名前もすぐには浮かばない。
私の顔を見るなり驚いた表情をし、そしてすぐににっこりと微笑む。
がしっ。
両肩を強く掴まれる。
途端に右京くんの表情が険しくなるのが、目のはじでわかる。
「ありがとう! 君に会いたかったんだ」
「わっ、ぷ」
強く抱きしめられると、彼の胸のあたりに顔があたり息がうまくできない。
いつもの朝。
いつもの生活。
ちょっと小さな決意をしただけなのに......あれれ?
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