眠れなくて、部屋から出てラウンジに出ると、既にそこに人がいた。
「ミカゲか」
「ダンテなの?」
「……まあこっちに来いって。そんなとこで突っ立ってんなよ」
「ええ……」
ダンテに招かれて扉から離れると、ネニャフルの街並みが一望できた。
魔石のぼんやりとした明りは、見慣れているはずなのに、美しく感じた。
「やっぱり眠れないよなぁ」
「そうね。明日から中等部だもの」
「あ、でもおめでとう」
「どうして?」
突然のことに驚いてミカゲは聞き返した。
となりでダンテはいたずらっぽい笑みを返した。
「進学おめでとう。進学は良いことだろ?」
ミカゲは思わずそっぽを向いた。
少し、悩んでから、ミカゲは小さな声でいった。
「お互いに、よ」
「ミカゲか」
「ダンテなの?」
「……まあこっちに来いって。そんなとこで突っ立ってんなよ」
「ええ……」
ダンテに招かれて扉から離れると、ネニャフルの街並みが一望できた。
魔石のぼんやりとした明りは、見慣れているはずなのに、美しく感じた。
「やっぱり眠れないよなぁ」
「そうね。明日から中等部だもの」
「あ、でもおめでとう」
「どうして?」
突然のことに驚いてミカゲは聞き返した。
となりでダンテはいたずらっぽい笑みを返した。
「進学おめでとう。進学は良いことだろ?」
ミカゲは思わずそっぽを向いた。
少し、悩んでから、ミカゲは小さな声でいった。
「お互いに、よ」



