チラチラと時計が気になる様子の4人。 「北斗~。本が逆さまだよ~?」 「……、」 「遥、ティーカップに入れてるの、納豆だよ?」 「……、」 4人は椅子に腰掛け直し、 全員が身体ごと時計を向いた。 そして、 「もう、そろそろだな」 北斗と呼ばれる人がそうつぶやくまで 誰一人と声を出すものは居なかった。