君 距 離 〜キミキョリ〜




「……ちょっとごめん。
コンビニ行ってくる…」

「え?」


ワタシは家から飛び出した。

あの2人から離れなかったら、何を言い出すか分からなくて、自分が怖かったんだ。

ワタシは近くの公園に行った。

子供たちが楽しく遊んでいる。

あの頃に戻りたい。

素直に拓真を好きでいた頃に戻りたい。

無邪気な子供時代に…。