「腹減ったぁ〜」
「お腹空いたね〜」
ワタシはワクワクしながら、お弁当箱の蓋を開けた。
「…げっ!!」
「アハハ!!
何だそれ!!」
蓋を開けた先には、ボロボロに崩れたおかずたちがあった。
崩れたというより、寄った…?
「今朝、フェンス飛び越えて来たとき、カバンを放り投げたんだった…」
「まだ、そんなことしてんのかよ!!」
「だって、遅刻しちゃったし」
「素直に怒られろよ」
「え、嫌だ」
「どうせ、怒られんのにな」
「まぁ…ね」
今日は、とことん不運が続く日だ…。
まぁ、全て、自業自得って言ったら、自業自得なんだけどね…。


