瞼を開くとまたあの白い迷路が広がっていた。 またか、僕は心の中で溜め息を吐く。 けれどいつもと違う点に気がついた。 すぐ目の前に彼女が立っていたのだ。 段々時間が短くなっていたとはいえ、いつもは少し捜さなければ見つからないあの子が既にそこに居る。 少し驚きながらも僕は迷わず手を伸ばした。 また夢が覚めてしまうとわかっていながら。