Happy Birthday




《もう二度と、死のうとするなよ。
傷痕を増やすな。
絶対に》

「…ご…めん…ね」

《萌香は生きなくちゃ。
生きてていいんだ》

「…う…ん…っ」


ずっと、ずっと、その言葉を待ってた。

ワタシは、生きてていいのか迷っていた。

でも、そんな事、誰も言ってくれなかった。

直接、はっきりと言われたのは初めて。

凄く嬉しかった。

“生きてていいんだ”