Happy Birthday




《萌香ちゃんは彼氏いるの?》


龍はいきなり聴いてきた。

手話だったので、見えなかった事にすればいいのだが、残念な事に、ばっちり見ていた。


「…い…な…い」

《俺、萌香ちゃんが好き。
付き合ってくれない?》


それは突然の告白だった。

正直、迷いしか無かった。

でも、断らなかった。

ワタシも、龍が好きだったから。

お互い、一緒にいて、だんだんと惹かれ合っているのが分かっていた。

この日から、ワタシは、龍と付き合う事になった。


「…ワ…タシ…も…りゅ…う…が…すき」


最高の笑顔を向けてくれて幸せだった。