最後に交わした、君との約束を思い出す。 “ちゃんと見つけてね。わたしもタスクを見つけるから” “きっと、僕が先にカヤを見つけるよ” “ううん、絶対にわたしが先よ” 赤土で完全に覆われた僕のからだ。 闇の中から聞こえるのは奴婢たちのもがき苦しむ声。 閉じた瞼の奥から熱いものがこみ上げてくるけれど、赤土に覆われたせいで、それは表には出てこない。 僕は自分の呼吸が止まるまで願い続けた。 どうか、幸せな未来で、君とまた出会えますように――……