「瑠衣ー、今日、合コンだからな!」 「何時から?」 「7時!」 新しい環境と、大学生という開放感のせいなのか。 これまでずっと恋愛に対しては“受け身”だったのに、自分から出会いの場を求めるようになった。 今夜も何度目かの合コン。 いまだにピンと来る相手と出会えていない。 「おまえさ、理想が高すぎるんじゃねぇの?」 大学で知り合った橘 夏樹。 どことなく慶太に似ている。 「こないだの合コン、相当レベル高かったのに……」 悔しそうに言う夏樹に、俺は笑って言い返す。