「……瑠衣」 最後の瞬間、麻友が呼ぶのは俺の今の名前。 だから俺も、同じように呼ぶ。 「麻友」 目に涙を浮かべている麻友に、俺はにこりと微笑んで言った。 「……まだ言ってなかった。誕生日、おめでとう」 麻友のからだをギュッと抱きしめれば、麻友もまた俺の背中にしっかりと手をまわす。 『ヒコミコ、おまえは女王を殺め、国を混乱に陥れた。その罪は重大だ』 それは、最後の審判。 4人のなかで最も重い罪を犯したのは、ヒメミコ様を殺め、そしてカヤを死に追いやったヒコミコだ。