「……そうよ。カヤ様が亡くなられたのも18のとき。ちょうど朔の日……」
カヤが死んだときのことや、輪廻転生に関わる18歳の誕生日。
――“今度の朔の日はね、あたしの誕生日なのよ。タスクと最初に出会ったこの地で迎える18歳の誕生日。その意味までは分からないでしょう?”
――“カヤが死んだ年よ。しかもその日も、朔の日だったの”
もうすでに麻友から聞いていた、18歳の誕生日にまつわる話。
それを律は、親切に教えてくれるけれど。
……今の俺には、そんなことどうだっていいんだ。
「あっ、ちょっと瑠衣?」
律を放って、俺はアクセサリーショップへと足を運ぶ。


