朔の日を2日後に控えたその日の夜。
「――どうしたの? こんな時間に呼び出すなんて」
夕食を終えたあと、俺は学校近くのいつものカフェに律を呼び出した。
「や、ちょっと相談したいことがあって」
「相談? 瑠衣がわたしに?」
律は驚いたように目を丸くして俺を見る。
お冷やを持ってきた店員にアイスコーヒーを頼んだあと、律は「何かあったの?」と俯く俺の顔を覗き込みながら訊いてきた。
「……俺はどうすればいいんだろうな」
溜息まじりに言葉を吐き出すと、いろんな感情が交差して瞼の奥がじんと熱くなる。
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