死体の山をかきわけて顔を探そうとするけれど、強烈な死臭が鼻の奥を刺激し、たまらず、その場に嘔吐した。
苦しくて、気持ち悪くて、もがくように、アスファルトに爪をたてる。
手の甲に、涙が次から次へと滴り落ちた。
それでも立ち上がり、僕は君の姿を求めて再び死体の山をかきわける。
手にまとわりつく蛆虫。
僕が引っ掻き回すたびに、腐敗した人間の皮膚やカラダの一部がずり落ちた。
また、嘔吐する。
それでもまた、君を探す。
だけど、腐敗しきった死体の山からは、君を探し出すことはできなかった。
骨と皮だけになってしまった君の冷たい手。
遠くで聞こえる、コムソモールのヤツらの笑い声。
僕は、気が狂ったように泣き叫んだ。
胸の鼓動が止まる、その直前まで――………
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