「………」 杯を手に取ると、ヒコミコはわたしが飲み干すのをじっと待っている。 大声で叫べば、警固中の兵がすぐに駆けつける。 この酒の中身も分かるだろうし、場合によってはヒコミコをこの国から追放することもできる。 だけど、兵を呼ぶ声が出てこない。 それどころかわたしは、杯をゆっくりと口許へと持っていく。 “カヤ、生まれ変わったら絶対に君を見つけるから” タスク――…… あとどのくらい生きたら、わたしはあなたに会える?