僕がこんな状況に置かれているなか、君はどこで何をしているんだろう。
おいしいものをたくさん食べて、幸せに暮らしているのであれば、それでじゅうぶんだ。
幸せに暮らしているのなら、君との再会なんて、贅沢な願いは決して望まない。
飢えた日々のなかで、君の幸せをひたすら願い続けていたのに。
――僕たちは、やっぱり再会してしまった。
ある日、死体の山でごった返す街をあてもなく彷徨っていた。
僕らを監視しているコムソモールのヤツらは、空腹に苦しんでいる人々のことなどおかまいなしに、目の前で平気でパンを食べる。
その傍らでは、正気を失った住民数人が無我夢中で死体に喰らいついていた。


