言ってるだろ、と言葉を続けようとした俺の声と、蜂谷の声が重なった。 『――タスク、でしょう?』 “タスク” あの頃のカヤの声と、電話口の蜂谷の声が重なる。 ごくりと喉を鳴らしたあと、俺もまた、その名を口にしてみる。 「……“カヤ”」 名前を発した瞬間、鼻の奥がツンとしてきて、目頭が熱くなっていく。 ずっと、蜂谷に向かって呼びたかった名前。 蜂谷がその名を受け入れること、 俺の名を呼んでくれること、 ……ずっとずっと、願い続けていた。