everlasting love~幾星霜の果て



泊りがけで遺跡に行くことを告げると、母さんは、自分もまた行くと言い出したが。

俺が本気でやめて欲しい、と、煩わしそうな態度を取ると、しゅんとなってしまった。




「母さん、俺の通帳どこ?」


「いやだ、費用ぐらい、お母さんが出すわよ」


「いいって。早く持ってきて」




小さい頃から、お年玉やお小遣いを貯め続けた。



“瑠衣。欲しいものを買ってもいいんだよ?”



それらに手を付けず、“ちょきんして”と言う俺に、父さんたちは心配そうな顔をしたっけ。



欲しいものなんて、ひとつもなかった。

おもちゃやゲームソフト、同じ年頃の男の子が欲しがるものに、俺はまったく興味がなかった。