転生を繰り返すたび、タスクはカヤ様を求めたけれど。
カヤ様は、あなたの名を呼ぶことはなかった。
「どうして、タスクを無視するのですか?」
そう訊いたわたしに、カヤ様は力なく笑った。
「……わたしは民を裏切った。だから、タスクとともに幸せになることは許されない」
「カヤ様。……民を裏切ったというのは、タスクと愛し合ったことですか?」
思い切って訊いてはみたものの、カヤ様は力なく微笑むだけで、やっぱり話してはくれなかった。
――カヤ様にも、記憶があったのよ。
ずっとずっと、タスク……あなただけを愛し続けたのよ。
……もちろん、現世でも。


